スピナーベイト私録3 — バイブラシャフトのより釣れる改装法

順序が時系列を逆行する形になるが
話の流れ上、「私録3」にして早くも
私が試行錯誤の結果実践してきたバイブラシャフトの改装法を具体的に紹介しておこう。
「改装」と敢えて言ってるのは、「改造」ほど大袈裟でも難しくもなく
それこそ「模様替え」「衣替え」程度にできる方法だからだ。
但し、ひとつひとつの「何でそうでなければならないか」には
私の長い間の「あ、もしかして?」の考察と検証がびっちり詰まっており、
したがって、ただ鵜呑みにしてマネするだけで釣れるようになるとは保証しない。
その「あ、もしかして?」の数々はおいおいこの「私録」シリーズで語っていく。



「私録1」でも書いたが
私の最終到達点での「釣れるスピナーベイト」は
バイブラシャフト1/4、黒ラビット・ファー・スカート、ヒルデブラント3番ブレード
を中心軸/スタンダード/デフォルト/万能平均ファースト・チョイスとする
ローテ用ヴァリエーションだ。
フィールドの水色によっては、たとえば黒ラビット・ファー・スカートを
黄色のラビット・ファー、白のラビット・ファー、
クリスタル/シャッド・カラーのシリコンを右5本左5本だけ「一重に」のスカート、
などと使い分ける。
その場でスカートを装着し替える、なんてことではなく
未知のフィールドであればあるほど、上記の4パターンを持っていく、ということだ。
全部ハンド・タイで、ヘッドの首/胴部分に
木綿糸/素材/木綿糸/セルロース・セメントの適宜繰り返しでがっちり固定する。
スカート素材が劣化/破損したらその度に(家で)巻き直す。
「一重に」というのは、まっすぐ/折り曲げず/そのまんま後ろに一重に流す、の意。
一般的なラバー/シリコンのスカートのように真ん中をラバー・リングで留めはしない。
泳ぐスピナベの前方向から受ける水の抵抗を最小限化するためだ。
ピン・テールや専用のツイン・テールのワームをスカートなしで付けてるのと同様のイメージ。
ラビット・ファーはスルメのように細切りにしたものを左右に1本ずつ、
シリコンなら同様に左右に5本くらいずつ巻き込んで固定する、ということ。
やってみれば判るが、一般的なスピナーベイトより華奢で「1匹の魚」っぽく
「魚体」の頭〜しっぽのイメージが提示しやすく
そして当然、小バスであってもビビらせにくい。



黒、白、黄、半透明白&ラメの「クリスタル/シャッド」のシリコン、という
4種のヴァリエーションも
ビビる/ビビらない、見える/見えにくい、に基づくもの。
カスミ/小貝のような緑白/緑灰色ベースの水色なら、実は黒がもっともよく見える。
そして魚はたいてい背中側が黒いものなので、よく見えてもビビらせはしないものだ。
なおかつ、ファーという自然物ゆえ水中での動きもあいまってよりビビらせにくい。
— これらから「強いカラー」である筈の黒も万能平均ファースト・チョイスになるのだ。
黄や白、さらにはシリコンというのは「弱く落としていく」先のカラー、となり
よっぽどジン・クリアでもない限りシリコンまでは必要ないことが多い。あくまで気分だ。
(とはいえ、私は非関東圏の現住地ではシリコンの必須性も味わってはいるが)



む!
スカート論だけでずいぶん長くなっているが、まだ続ける。
ほんとにホントにやってみれば判るし、やってみない限り判らないことだが、
ファー素材のスカートが強力である要因は、スルメ状の2本(2枚、に近い)がたなびく様でなく
その表面に、何百本〜何千本オーダーの毛が生えており
たとえ人間の目には捉え切れなくても、その毛たちがそれぞれに動きたなびいている点にある。
たしか加藤誠司氏が言っていた
「食うか食わないかはバイト直前のバスの顔周りの感覚器に受ける水流によって決まる」
の伝で言うならば、ファーとその毛が生み出すライフライク極まりない微細で複雑な水流は
食うか食わないかで言えば、当然「食う」のほうにバスを後押しするはずである。



少し戻って、まだ続く。
前々段で大まかに黒>黄>白>シリコンというふうに「落としていく」と述べたが
細かいことを詳しく言い出すとそれでさえ十分ではない。
泉和摩氏の言に「水中でもっともよく見えるカラーはクリア」というものがあるが
その伝からいけばシリコン(クリスタル/シャッド)は
キラキラした光の乱反射や水面/水中での映り返しを考え合わせるなら
実体がもやもやっとしつつも「何かある」という意味では見え、しかも見切られない、
というアドヴァンテージを持っているとも言える。
同様にそのグラデーションで
白や黄が「ちょうどよく」弱い/強い、見えるが見切られない、という状況もあるものだ。
なじみのフィールドで、しかも「スピナーベイトでやること」が決めてある場合はともかく
初挑戦などのフィールドで、どんなタフ/シヴィアさに迎えられるか分からないという場合なら
4種中3〜4種を持っていくのもあながち無駄にはならないと言える。



そしてちょっと脇から、なおかつ根本的な部分で、まだ続く。
水の抵抗の話に関連してだが、
ヘッドが軽いほど、またヘッドが華奢でスキニーでそれ自体は水流抵抗を受けないほど
ブレードの回転とそれに連れたシャフトの開閉による「ヘッドのバイブレーション」自体は
明確にダイレクトに反映されるものとなる。
思考実験として試しに通常のシリコン・スカートを3セット重ねて装着した3/4オンスのヘッドを
2番や1番のちい〜ちゃなブレードで揺り動かす絵図を想い描いてみるといい。
必死こいて回転する小ブレードのバイブレーションはヘッドにはこれっぽっちも伝わっては見えず
その鈍感なヘッドは、のて〜っとぼってりとさっぱり動かず終いであることだろう。
ファーの効能のみからでなく
この私流の「スカート(/トレーラー)」の形態は
スピナーベイトというルアー自体、スピナーベイティングの捉え方自体に
あなたの意識していなかった光をひとつ当てることになることと思う。



シリコンは手持ちのシリコン・スカートをバラして長さ半分切りにして巻けば
1セットから私流のものが5組も10組も作れるから、
ラビット・ファーがすぐには入手し難いという人は、すぐにでも試して浴槽なりで泳がせてみるといい。
ラバー・リングで中央部を留められ、反り返って花弁状に開いた「前半分側」のシリコン群が
どれだけヘッドに余分な水流抵抗を与えているものか、如実に感じられる筈だ。
ラビット・ファーは(別にラビットとも限らないが)得てしてフライ用品として売ってあり、
たとえば渋谷の上州屋なら、過去には2Fの入って左手奥のコーナーに売ってあったものだ。
5、600円の1商品から5〜7cm程の「スルメ」が30本も40本も作れよう。
思いがけずスカートに絞っても語りたいことだらけで長くなったが、
次回以降にまた、ブレード編、ヘッドの塗り替え編、等々を適宜追加しよう。
(夏のフィールド記事の時期なので予定は未定、で)



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