バイブレーション私録6 — ラトリンラップの物理面から

さて、冬の間のルアー/メソッド論、
去年に続いてまだまだバイブ論、それもラトリンラップ論が続くのだ。
カラーに関しては相応に語り切った気がするので
今度は物理面/機能面などに迫ってみよう。



ルアー論で「ソリッド」という言葉を使うなら、
それは「ホロウ」の反対語として、主にプラグについて語っているとみていい。
「詰まっている」「空洞でない」の謂いだ。
派生して「ソリッド・カラー」と言うのなら半透明/ゴーストの逆を考えればいい。
ここでは英語とカタカナ語の細かなニュアンスを語るのはやめよう。



プラグ — トップウォーター、クランク、ミノー/ジャークベイト、バイブ等を見れば
プラスティック製品はたいていが多かれ少なかれホロウ・ボディである。
だが、バイブであるラトリンラップを語る時、その「ソリッド性」は見落とせない。
私はTDバイブやラトルトラップをけっして否定するものではないが、
春夏秋冬の内でも殊に冬、それも真冬、
ソリッド性の高いラトリンラップは他のプラスティック製バイブに優ると感じるがゆえにも
ラトリンラップをひたすら使う。
(過去エントリでも明らかなように、基本的にはラトリンラップだけでほぼ十分だと考えるからだが)



おそらく'90年代終盤の『Rod&Reel』誌で、驚異的な企画ページがかつてあった。
古今の有名ルアーを左右まっぷたつにして内部構造を露にする、という。
既に愛用していたラトリンラップの内部構造はそこでも驚くべきもので、
分厚い「壁」の中に比較的小さい内部スペース
「頭部」と「腹部」の2パーティション
頭部パーティションには3角型にギチギチに並ぶ鉛ウェイト/ラトル
腹部のそれには仁丹大のラトルじゃらじゃら
で、ほとんど「ホロウ」なスペースが残されていないのだ。
拾って壊れているとか、安く買って使わないとかの気に入らないバイブを2つ割りしてみれば
このラトリンラップの内部構造がかなりオリジナルでユニークなことが判るだろう。



その『Rod&Reel』のバック・ナンバーを探しまわるまでもなく、
それは簡単に実感できる。
手の中に包み込むようにして、横方向に小さく振ってみるのだ。
小粒な腹部ラトルの音はシャラシャラジャラジャラ系でけっして大きくない。
そして頭部の3個のウェイト/ラトルは、地味にゴトゴト小さく動くのだ。
ここに、人間の耳ではなく、水中で魚の側線で「聴かれる」「音」を考える要が出てくる。
空気中でも水中でも音は畢竟、振動波であり、
われわれ人間には「何がフィッシュ・イーターの好む『音』」であるかは知れないのだ。



だが、私は「知れない」のもものかは、
ラトリンラップのラトル音はバスをそそり、バスに聴こえやすく、遠くにも届き、
小バスにも大バスにも怖がられずアピールし、食わせてしまう、と信じている。
敢えて付け加えるならば
頭の大ラトルがでかバスに、腹の小ラトルがちびバスに
それぞれ「効く」ように案配してあるとも言えよう。
信じるも信じないも、夏の小バスも真冬のでかバスも実際に釣っているのだからしょうがないのだ。
そして「ソリッド」ということのアドヴァンテージをもっと考えるならば、
春夏秋と冬で、水中で、物理的に何か大きく変わるところがあるか、という視点が出てくる。
そう、水は4℃に至るまでは、冷たければ冷たいほど「重い」=比重が高く「詰まっている」のだ。



と、いいところでまた次回に続けよう。
冬、水、比重、とくればコロラド・ブレードの話など、まだまだ「状況証拠」がある。
そしてまた、「生きた魚の中身はホロウかソリッドか」という話もある。
十分なヒントにしてティーザーを得たというあなたなら
実はさっさとラトリンラップを冬のフィールドで使ってみればいいだけなのである。



 
冬は、殊に「真冬」は青銀とシャッドで十分。けっして時間が無駄にならない
(右は「JBP」。ジャパニーズ・ブルー・ピンクべリー)


にほんブログ村 釣りブログ バスフィッシングへ 






テーマ : ルアーフィッシング




Ads by LinkShare


Ads by ValueCommerce


プライバシーポリシー

コメントの投稿

最新記事
ブログ内検索
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

スポンサード リンク


カテゴリ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

月別アーカイブ
プロフィール

dreamtfields

Author:dreamtfields
わけあってバス釣り休止中
関東バス歴11年
電車&バス派
関東記録は47cm

RSSリンクの表示
リンク
amazonでキャッチ






楽天でキャッチ

ナチュラムでキャッチ

ラトリンラップ RNR-5
厳選1人用テント
最新コメント