最初で最後の河口湖、ワカサギのフライ定食の想ひ出



このブログを読んでくれてる人には
まるで私がバス釣りを始めた当の当初からバス釣り巧者だったように
ありがたくも正しくない思い違いをしてる人もいるかもしれないが、それは違う。
私が、敢えて自称として使う「強いバサー」となり
その所謂「強さ」とともに、上手さ・知識・情報・メソッドをも持ち合わせるようになったのは
ひとつには偶然に恵まれていたため、
ひとつには何事も「損」と考えることなく馬鹿げたトライアルも併せてバス釣りに邁進したため、だ。
始めた'95年当時、
DTNのような釣れるクランクが250円で投げ売りされていなかったら
手ほどきしてくれた友人Nがソフト・ルアーを一択信奉するような消極的バサーだったら
当時の『Rod & Reel』のような楽しく一流なバス釣り雑誌がなかったら
自分が交通費と土日釣行に縛られるような
— そこから "月1で河口湖" みたいなレジャー・バサーになっていたら
私は、シュアに釣れて楽しめる「損をしない」釣行だけをやり
そのせいで下手で、応用の効かない、ホームのどこかでだけ「お山の大将」を気取れる
本当の意味では強くも上手くもないバサーになってしまっていたかもしれない。



あらら?
リードが妙に長くなってしまったが
始めた'95年7月からほんの2ヶ月半ほど、延べ回数でも9、10回めほどの
最初期のバカ釣行:9月の河口湖祝日カブリの釣行における
「バサーと現地での食」ネタをひとつ。
バス・フィッシング的にはまったくいいとこなしな釣行だったのだが
そのもの寂しさの快感と眠れなかった夜の寒さとワカサギのフライ定食だけは
今でもこの時期よく思いだすのだ。



敬老の日か秋分の日かは忘れたが、私自身の個人的な「休日」だった日に絡んで
その1泊1.5日野宿釣行は為された。
確か、出発日=休勤日で、次の日=出勤日ただし17時から、という感じだったのだ。
どっちが祝日にカブっていたかは定かでないが
1日めは休日混雑を感じなかったから2日めが土曜か祝日だったのだろう。
後にも先にも高速バスによる釣行はこれ1回っきりだった。
そのアクセスの不自由さと時間の浪費され具合と安上がりにならなさに
これ以降、河口湖および富士五湖方面は私のフィールド候補から外れることになった。



釣り的には... 何も言うべきことはない、という程度だ。
その後になら、雑誌や地図やメソッド認識から
「河口湖に行くとしたらここ、ここ、ここでこうこうの釣りを」みたいな青写真も描けたろうが
その当時にはド素人もいいとこ、駅/バス停から最短のエリアで始めて
じわじわ西に移動しつつ釣り進む、というだけの釣り道程に終わったのだ。
(ちなみに、遊覧船乗り場あたりから丸栄ホテルまでを水際寄りに、で日を終え
 河口湖北原ミュージアムか河口湖ハーブ館の軒先を野宿予定地としていた)



おそらく21、22時台に上記のどちらかの軒先で眠りに就くつもりだったのだが
バブアのゲームフェアと例のナサ御用達のアルミ防寒フィルム(すぐ破れる)では
その夜は到底眠れるもんじゃない寒さで、
結局翌朝4時5時まで湖畔の道を行って戻ってでうろつきまわって
遊覧船乗り場近くの公園スペースで、テーブル/ベンチで座り寝するにとどまった。
その際に地元の人に何者/何事かと面白がられ缶ビールか何かをご馳走になったのも想い出深い。
2日めはそもそも釣りをしたかどうかさえ覚えていない —
いずれにせよ昼12時前には現地を発ったのだ。



いや(笑)、肝心の「ワカサギのフライ定食」はと言えば、
1日め釣行を丸栄ワンドで終え、野宿予定地の良さげ具合を確かめ、
後は飯食って寝るばかりとなった19/20時台に食ったのだ。
遊覧船乗り場近辺の東/西、おそらくは西側、県道710号沿いのドライヴ・イン調の店、
「食べログ」で記憶と蓋然性推理を頼りにサーチした結果でいうと
「ふなつや」か「湖波」あたりがそうで
3、4、下手すりゃ5階建ての味も素っ気もない昔ながらの観光地の大型食堂兼土産物店の
たぶん2階か3階の、ソロ/グループ/団体客どれでもタイプのフロアだったのだ。
ちなみに、そんな時間帯に独りでどうってことない食事を取る人は平日の観光地には極少らしく
テーブルを埋めているのは私以外2、3組しかいなかったろう。
たしか食券を買ってのセルフ基本のフロアで
私は最初それに気付かず、しばらくぼーっと、店員まだかなと待っていた。
促されて注文し膳が来るまで、何となく気ぃ悪さを感じていたものの
食券絡みは私の側に落ち度があっただけで
店員さんのその後の態度も料理自体も問題なかった。



900円からせいぜいで1100円だった「ワカサギのフライ定食」は
小ぶりで身がないわけでも大ぶりで大味なわけでもない丁度いいワカサギを十数匹は使った
申し分のない、普通に美味しい、定食フォーマットも十分満たしたものだった。
何より私は、そうした「観光地の大型食堂で、地元ならではの自然の幸を活かした」みたいな食事を
バサーになるまでは10年以上も経験していず、どちらかといえば馬鹿にし嫌う者だったので
まるで和風ウィリアム・ギブスン小説の1シーンみたいな、そのもの寂しくも趣き深い一食を
びっくりするくらい懐かしく記憶に残しているのだ。



それ以降でも私が、殊に友人N絡みで、ヘンなきっかけでそういう食事をすることはままあった。
以前の「いづみ荘」や「あきた」のエントリでも述べたが、
回数・年月を重ねるごとに私の釣行時の食にかける金額・手間への認識はシヴィアになっていき
基本的に「店で食べる」ことは余程のことでもない限りなくなっていったのだ。
私自身はその、切り詰めきったゆえに「釣り自体」に集中・注力できるというスタイルに
何の後悔も抱いていないが、
もしあなたに使える余分な金があるのなら
フィールド近辺ではヘンで無駄でおかしな食費を、勿体ながらず使ってみるのも一興だと思う。



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