わが心の道仙田バズベイティング


小貝川でバズベイティング初級を上々に修めた私を
王道や特殊メソッド含めて上達させてくれたのは何といっても道仙田だ。
たしか'96年夏に、友人Nとの佐貫のプールからの小貝釣り下り1泊釣行で
私は道仙田を初体験したのだった。
その後どういう釣行をしたのか、それともしていなかったのか
記憶が定かではないのだが、
しょっちゅう当り前に通う準ホーム・フィールドにしたスタート時点は覚えていて、
それは'98年の10月だった。



したがって私の道仙田でのバズベイティングの歴史は
明けて'99年の夏からせいぜい3、4年、もしかすると2、3年の間に凝縮されている。
前回もちらっと触れたように
バズベイトは圧倒的に
「静かに弛めにひっそりした水面だが、潜んでいる/涼んでいるバスの『殺気』が感じられる」
ようなエリアでもっとも効果を発揮するのであり、
そんな意味から道仙田はバズベイト習得にはぴったりのフィールドだ。
(以下、各エリアについては エントリ30エントリ31エントリ32 を参照)



どの年にせよ、道仙田バズベイティングの初年の夏、
私の朝イチのスタート・エリアは田んぼとつながるあの北端部の大水門 —
稲作の都合に合わせてインレットになったりアウトレットになったりするあの大水門だった。
夏のここは、左右にアシが逆「ハ」の字型に広がる扇形の水域だ。
バイブにせよスピナべにせよ、そのアシの際を引くのはセオリー中のセオリーだったが、
静まり返った自分一人きりの朝イチ
そろ〜っと「怖がるように」そのラインを進むバズベイトは
ほぼ常時、決まりごとのようにバイト/キャッチをもたらした。
トロトロ、トプトプとシズルなリズムで
沈むか沈まないかで引き波だけを立てて進む半透明の正体不明のか弱そうな存在 —
基本的には止水の三日月湖で、水際は自然岸の多い道仙田であればこそ
私のバズベイティングは決定的に花開いたのだ。



今もあるかどうか不明だが、
北端部のプールの西岸、木立並びから対岸方向へオープンを見ると
ちょうど中央あたりに2、3本の細めの丸太杭の頭が寄り添ってあった。
当然そんなオープンの結構な特異性・ヴォリュームのあるカヴァーには高確率でバスが付き、
バイブだってスピナベだってジャークベイトだって効果的だ。
だが、バズベイトでこれを攻めるのは格段に味があり、また釣れる。
わざと数m「奥」に投げ、リトリーヴを整えベストの速度と弱々しさでそのピンに差しかからせると
面白いように狙ったとおりにバスが割って出る。
小貝その他でそれ以前に味わっていたバズベイティングより
よりピン狙いの点の釣り、よりスナイピングな一撃必殺の息詰まるような釣りだった。



そういうスナイピングなバズベイティングは
西岸ふれあい公園ちょい北の、ヘラ台跡・杭・金属パイプ密集地でももっと味わえる。
覚えたてで釣果につながるとあらゆる柱・杭・パイプを撃ちたくなるものだが、
面白いことにしばらくすると
全部が全部を撃つ必要はなく、むしろ撃ちどころを絞って必ず出す、という
スナイピングな精度にアプローチがシフトし、
立ち位置・通すアングリング・陽の当たり具合などをしっかり気にして
むしろキャスト数は少なくなるという方向に心構えが変わってくる。
より釣れるバズベイティングのキモを探って試行錯誤する豊饒が、このエリアには十分にある。



道仙田でのバズベイティングで
ある意味その後の私のバスフィッシング全体に大きな影響を与えたことがひとつある。
それはアプローチの仕方 —
水際に立ってからのアプローチではなく
水際に立つ前、どう水際までアプローチするか、そもそも「水際」に立つか否かまで含めた
アプローチの仕方である。
私は(というか大半のバサーはそうだとも言えるが)始めて5年くらいは
「水際」に立てないエリア、フィールドや「高い足場」が嫌いだった。
足をちょんと伸ばせば靴が水に触れる、そういう足場で釣りをしたがるほうだったのだ。
だが、道仙田では物理的限界として高い足場からの釣りが多くなるし、
それでも実際ちゃんと釣れるのだ —
もちろんバイブやクランクを「きっちり水際まで引いてくる」ことはできないことこそ多いが。
で、私のワイヤーベイト使いは
「沈む」「そして(比重として)重め」「したがってラインで『薙ぐ』こともできる」という
いわば「ならではの便宜」を重視しての性質が初めは強かったのだが、
ここ道仙田の数々のバズ、スピナベの釣りから、狙って少ない手数で釣る喜びをも大きく知った。
今回のシメとして、そんな釣りの象徴として
グラウンド裏の小さなインレットの釣りの話で終わろう。



グラウンド裏の小さなインレット、その先に広がるクローズドな小さなプール水域は
あくまで小場所でせいぜい20分もやれば十分なエリアで
たいていはその「インレット」も流れていない。
秋冬はなおさらどうってことなく、また夏はアシ、ササ等で目の前がかなり塞がれている。
立つ足場の土岸は水面から60〜80cmほどあり、その水際浅瀬からアシ類が立ち上がっているのだ。
ひょんな思いつきから私はここを、夏の短期決戦お助けエリアとして使うようになった。
長くてせいぜい20分で、バズを数投〜十数投しかしないような釣りだ。
アシ類に阻まれるのでロッドはほぼ「振れない」が、その隙間から
ほぼ垂直に構えてティップのしなりだけでほんの6、7mも「沖め」に投げるだけでいい。
着水地点はまったく問題にしていなく、リトリーヴを最適化する「助走距離」になればいい。
トロトロプクプクいい感じでその足許下方のアシ類の根元に差しかからせることだけを狙うのだ。
その根元に付く、もしくはその岸際を追い詰めトラップとして使うバスが
もう「岸」まであと1m、あと50cmという地点で食ってくる。
直に撃たないためにこそ沖めに敢えて一旦投げて、最初から足許だけを狙う釣り、なわけだ。
ちなみに最小サイズ記録は13cm。
ゲリヤマ・バズとこのメソッドのフィネス性の逆説的な証左と言えるだろう。
この後このメソッドは、過去2回の敗北を喫していた牛久は稲荷川で
道なりに連続4匹という好釣果をあげるのだが、それはまた別のお話。



 


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