クランクベイト私録4 — ジョインテッド・シャッドラップ生き物と化す


前回エントリでちらっと触れた
ブラックバスが見切ることのできないジョインテッド・シャッドラップのライフライクネス、
現住地での2008年ごろの1釣行での1エピソードでもって
その典型例と言えるシーンの紹介としてみよう。



舞台のT川では、その前年の11月ごろの初挑戦で2匹をあげていた。
いつものラトリンラップとバイブラシャフトでの順当な釣果。
浅々で釣りにならない流程のところどころ、
三面護岸(川底までコンクリ)のところどころを持ちつつも
全般的にはヒトの手つかずの、首都圏近郊ではめったに見当たらないタイプの
ワイルド&見放され辺境型の、バサー以外には関心を持たれないような野川だ。
強いて挙げれば新横浜近辺の鶴見川、八千代市の神崎川、カスミの境川のような。
(但し、ずっと流れが強く速く、水はもっとクリアで酸素たっぷり、だが)



次の年のおそらく8月、前回と異なるスタート地点から
時間の許す限り釣り下って折り返しで駐車地点まで釣り上って戻る、という形の釣行だった。
車移動バサーのある種の「弱さ」は
2、3時間から4、5時間などの短時間釣行がリーズナブルにできるところから実は生まれ、
私自身もそこにいつの間にか陥っていたため、
関東での懐かしの「死力を尽くした」10〜12時間の釣行を再現してみようという試みでもあった。



前半と終盤はあえて飛ばそう。
真っ昼間12時前後、スタート地点から下流に2kmほど進んだ地点、
水利/治水上の理由から人口の水路化されたコンクリ護岸エリアが
2、3箇所の人口落ち込み段差を挟んで続く流程がしばらく続いた中、
今回のハイライト・シーンの舞台 —
チョコレート護岸川底の三面護岸地帯に行き当たった。
水面は足場のコンクリート垂直護岸からたっぷり2m以上は下方にあり、
都内の呑川や牛久の稲荷川上流で釣りをするような体勢となる。
水深は推定で40cmほどで、赤茶がかったクリア〜ステインの水色で
底に沈む石や流木なども丸見えだ。
移動中のデフォルトのサーチ・ベイトであるラトリンラップとバイブラシャフトを
ひと通りあらゆる角度で流すが反応はない。
コンクリ尽くめではあるものの、落ち込みすぐ下流のエリアなのだから、と
私の頭には居る/釣れる直感がよぎった。
連想したのは鬼怒川の幼稚園下流の樋門下の似たようなチョコレート・ボトムだった。
チョコレートの凸のショルダー、こちらからは見えない死角に
必ずや1、2匹のバスが身を潜めている。
その直近をゆっくり小突くように、フローティング/ダイヴィングのルアーを通せば —
そんな着想から、もらったばかりのJSR-5 シャッド・カラーを投げてみたのだった。



下流に斜め45度ほど、対岸方向へと向けて
4畳ほどのチョコレート区画の向こうの角からくまなく引いてこれるようにキャスト。
と、1、2リトリーヴほどでさっそく反応があった。
まさにイメージしていた通り、20mほど離れたチョコレートのどれかの一角から
まんまとおびき出されて30cm級のバスがJSRを追ってくるのが
仰角60度ほど高度2mの私からは丸見えに見えたのだ。
そのバスは、「上空」の死角にいる私の視界に入った状態で
10mほどもJSRを追ってきて...
ロッド・ティップの2m下の水中、
もう「引きしろ」がなくJSRをそれ以上動かせない状態になるまでそのチェイスを続け、
「いかん、置いとくと見切られるっ!」と思った私がやむなく垂直上方にそ〜っとピックアップすると
「あれ?アイツどこに消えた?今の今まで鼻先を泳いでたのに...」と言わんばかりのていで
ゆらんゆらんと8の字を描くように1、2秒その辺をうろつき
しょうがなしにゆるゆると慌てるでもなく元いた付き場のほうへと戻っていったのだった。



同じ付き場の同じバスに、同じメソッド、コースの同じルアーが効くことはむしろ少ない。
だが上記のバスの追いっぷりは、私にある確信の予兆をもたらした —
あやつは目よりむしろ側線でJSRを検知し追っていた、
だからこそJSRが「止まった」時点で「見えるはずなのに見えていない」状態になり見失ったのだ、と。
私はすかさずまったく同じ着水ポイント/コースでJSRを引いた。
と、果たせるかな、またさっきのバスが性懲りもなく追ってきたのだ。



再び先ほどとまったく同じ、引きしろエンド、見失いとゆらゆら、戻りのシークエンスが見られた。
そして半信半疑かつワクワクドキドキの次のリトリーヴで結果は出た —
まったく同じチェイスの結果、引きしろエンドに達する2、3m地点で今度は遂に食いついたのだ。
30cm強のそいつを抜き上げ、私は150mほども下流に走り、
足場が水面に近いエリアで腹這いでやっとのことでリリースした。
初使用のJSR-5はこうして、その驚くべき集魚力とバイト誘発能力、
それにも増してスレさせないライフライクネスを見せつけてくれたのだった。



私にとって、いつでも頼りになる/必ず釣果をもたらしてくれる、
という「コンフィデンスの持てる」ルアーはほんの4、5品しかない。
バイブラシャフト、ラトリンラップ、ロングAが筆頭で、
シャロー・ファットラップ、シャロー・シャッドラップが次点、といったところだろう。
それらは、ルアーのデキがいいというのはもちろんあれど
どっちかというと私自身の経験と考察と試行錯誤と発見の結果のメソッド、と並立しての
なんならカスタマイズも含めての、信頼ルアーである。
初回の使用でまずその動きに魅せられ、魅せられるままに使っていただけで釣れてしまった、というのは
もしかするとこのジョインテッド・シャッドラップが初めてかもしれない。
こんなことを言うとある意味「ルアー・フィッシング」の土台コンセプトが揺らぐかもしれないが、
「ジョインテッド・シャッドラップは誰が使っても他のどんなクランクベイトよりも釣れるはず」
そう考えざるを得ないのだ。
(だからといってもちろん、常に、どこでも、どんなに下手でも釣れる、とまでは言わないが)



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