リーリングを「聴く」冬のバス釣り


さて、さっそく前回の続きで
冬の「佐貫のプール」の水路、バイブ一択1500投勝負についてだ。



あるひとつの足場に立つ ―
7mから20mほどの範囲内でキャストの着水点の見当をつける ―
コンクリ護岸の岸に並行、15度、30度、45度、60度、90度の角度でキャスト ー
1キャスト/リトリーヴあたり15~30秒ほどのペースで
ひとつの足場あたり3分かけるかどうかで投げて巻いて歩いてを繰り返す。
「怪しい」ところではキャストも小刻みになり、「後ろ」方向にも投げるし、
そうでなければ並行15度30度あたりで済ます。
護岸のカーヴや崩れ・境目に応じて足場をざっと選びつつ
10分で5歩10歩間隔の3つ4つの足場で止まり15~20mほどずつ進む見当だ。



そうしている間、私は単に「交通事故的」なバイト/ヒットを期待してるワケではない。
この1000本ノック的キャスト地獄は
実は1投1投が探知のためのリトリーヴであり同時に当てるつもりのリトリーヴでもある。
ヴェジテーションや杭などの
目に見える美味しいポイント/ラインが存在しない冬のこのフィールドでは
ひとつひとつのリトリーヴで、バイブの泳いでくるライン上に存在する少しでも有望な要素を
見てとる、というより感じとるのが「釣り当てる」ための唯一の方法なのだ。
「おやっ?」「ん、今のは?」「あれ、浅いな」「底にこうこうこう当たる...こういうハンプか」と
水中に存在するであろう、バスやベイトがより寄り付きやすく、低温を逃れやすく、
捕食のためにトラップとして使いやすい地形変化を、ラインとルアーの感触だけから
感じとって活かしていく釣りなのだ。



その感触の察知には、リーリングを「聴く」というニュアンスがぴったりくる。
ワーム・フィッシングで謂う「バイトを聴く/聞く」というやつに近いが、
こちらはもっと積極策かつ持続的だ。
冬、フードや防寒帽の耳当てが、実際にリーリングの感触を感じるのに
邪魔に感じることはないだろうか。
リーリングだけが「釣り」の大部分である時、
細かな振動を、まるで耳をすまして聞きとるように集中して感じとる ―
それが、殊にこの不毛でノン・プロダクティヴに見えるフィールドでは
バサーにできる唯一の釣るための努力であったりするのだ。



その結果、その報酬は必ずある。
「ん!?いま、触れた?」「風が変わった」「水面/水中がザワついてる」
「何か、ここ、妙に底か何かに当たるぞ?」etc etc が
1日中投げ続けて2~4回程度の少ないヒットのチャンスを、前触れを教えてくれる。
そのヒットはけっしてガツンとひったくって反転するようなものじゃない。
葉っぱをバイブのフックが拾って泳ぎが乱れたか? ―
その程度の強度しかないヌボーっとしたバイトを
ぬぬぬ~んとスウィープにロッドで長~くひっぱり
乗る?乗る?乗る?乗った~、という感じ、
バイトの察知から完全なヒットまで主観で2、3、4秒かかるような
そういう感じのヒットがほとんどだ。
こうしたヌボ~っとしたバイト、というかバイトの疑いを
ヒットに結びつけていく鍛錬は、
その後の春夏秋の通常のバス釣りにおいても
私の釣る力に強力なプラスを付け加えていってくれた。



この「佐貫のプール」の冬の釣りを2、3冬経験した時点で
私は、それまで存在さえ疑問視していた「ショート・バイト」に意識的になった。
ロッドはML、さらにはLのバットにMLのべリー/ティップのいわばLMLしか
使わなくなった。(過去の購入2ピースを継ぎ合わせただけだが)
それまで意識さえしていなかったフック交換 ―
新品のルアーでさえわざわざお気にの武器となるフックに交換 ―
も積極的に行うようになった。
華々しく目に見えて楽しい夏の釣りの時期にも
水面/水面直下/表層で、目に見えるカヴァーで結果が出ない日も時間帯もままある。
いや、むしろそんな延べ時間の方が長いくらいだろう。
そんな時、何も「美味しそう」な要素がなくとも釣っていける強さ、
その多くを私は冬のこのフィールドでの修行で身につけたのだと思う。



ちなみに、おそらく世界最高のバス釣り用フック ―
「掛けるため」の最高のバス釣り用フックはがまかつのトレブル21だ。
ラトリンラップ5cm RNR-5なら通常セッティングで6番
根がかり防止にセコく気を遣うならリアを8番に交換する。
(基本としてはべリーにヒットが集中するし、また根がかりも基本べリーなのだが)



並木敏成氏のエアロトレブル 速掛、メガバスのかつあげフック等を
知らない/買わない私であれば、
これとプラドコのエクスキャリバー・フック以外には
釣果をドラスティックに左右するフックを他には知らない。
ルアーを買うことの楽しみが一段落した初級者は
なけなしのバイトをかろうじて掛ける、
なけなしのヒットを必ずキャッチにつなげる、
という視点からもフックを気にすることを始めたほうがいい。



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