シルバーミノーの想い出とブレード・ベイトのフィネスな強さ

タイトルに冠した「ブレード・ベイト」というのは私の私製用語/コンセプトで、
実際にはもちろんそういうカテゴリのルアーがあるわけではない。
(偶然にどこか/誰かが名付けに遣っていることはあり得るが)
時宜に合わせて3月の釣りを思い返していたら
なぜか10月ごろのカスミ - 高浜のいち光景が浮かび、
これまで書いたことのなかったジョンソンのシルバーミノーでのその1キャッチを起点に
私の中での大きく捨て置けない1カテゴリ/コンセプト:ブレード・ベイトのことを
いい機会なのでこのルアー/メソッド論の季節に書いておこうと思いついたのだ。


※1



ピンと来やすいスピナーベイト、バズベイトに加え
ソナーのようなメタル・バイブ、そしてある種のスプーンを
私は頭の中・バス釣りにおける範疇内でブレード・ベイトという一括りで捉えている。
端的に「ブレードを使っている」「ブレード状である」というなら
全種のスプーンやスピナーをも加えるべきだろうが、あいにく私はそれらには興味がない。
で、前述の「ある種のスプーン」というのは
ジョンソンのシルバーミノーというウィードレス・スプーンと
それにヒントを得て作った自作スプーン「バズィン・スプーンフル」だ。
これらは私にとっては全般にシヴィア状況対応のフィネス要員であり、
警戒心旺盛でなかなか食ってこないバスを「弱さという強さ」で騙くらかして釣る系の陣営にあたる。



これらブレード・ベイトと、他の木・プラスティックのハード・ルアーの大きく決定的なちがいは
薄く/重く/沈む金属板が産む「水押し」の魅力、その1/fゆらぎ的な「自然さ」と
残す水流/波動のライフライクな「か弱さ」「薄さ」「小ささ」だろう。
スピナーベイトやバズベイトのブレードの回転も、あるいはメタル・バイブのウォブリングも
人間の目ないし手で感じる動きはけっして「弱い」ものには思えないかもしれないが、
至近距離でバスが顔周りで感じ、食うか否かを決めるその水流(加藤誠二氏の論)は
ホロウで相応に厚みのあるボディの木・プラスティックのルアーのそれに比べて
ずっと「薄く」=ウォーター・ディスプレイスメントの幅が狭く
それゆえ実在の小魚の体・尾びれが産み出す水流/波動、あるいは存在感に近いとは言えるだろう。



実体験での感得・インスピレーションと雑誌等の情報からの理論構築の時系列こそ行き来してだが、
私の中でこのブレード・ベイト論が強く大きく立ち上がってくるきっかけの1トピックに
シルバーミノーでのその1キャッチの経験があった。
推定 '99年ごろ、カスミ高浜レギュラー場時代のギリ最後期の年の10月前後。
恋瀬川は愛郷橋を渡っての南岸先、本湖側、お気に入りだったアシのワンド1号で
実釣開始から間もない9時ごろ、いつものバイブ、クランク、スピナベの釣りに反応なしと見て、
ワンド左手、囲みアシの「腕」先端あたり20mほど先の「いかにも」な地点のキワに
スピナーベイト以上にヴォリューム小さめ「喫水線」低めのルアーとして
ガンメタル・ブラック、ガード・ワイア上折り、ゲリヤマ4インチ・グラブ半切りちょん掛けの
シルバーミノーを投げたのだった。
狙う演出は、枯れて倒れて水面下にあるアシ群の、ほんの5cm10cm上方の水面を
ヨロヨロこっそり「見つかりませんように」と抜き足差し足よろしく滑り進むヤワで臆病な存在。
半切りちょん掛けのグラブは
低速・短距離リトリーヴにカーリー・テイルの動きちょい足しと安定性増しのためだ。
そしてもちろん、上向き1フックゆえのスナッグレス性。
果たして、ほんの2、3投、のべ3、4mそこらのリトリーヴで1キャッチと相成ったのだった。



その後、トレーラー程度にもソフト・ルアーを使わなくなったこともあり
この特殊限定出動要員シルバーミノーを使うことはほぼなくなったのだが、
そこからヒントを得ての自作のサーフェス限定/ウェイキング特化型のお手軽ブレード改造スプーン:
バズィン・スプーンフルが替わって誕生し、強力かつ状況次第では必携のルアーとなった。
殊に真夏に独特の威力を発揮するこの自作スプーンについてはまた夏にでも語ろう。
「1/fゆらぎ的な自然さ」についても併せて詳しく。
そして、ブレード・ベイト論について一旦序論のシメを述べておけば —
「金属」「重い」「硬い」で、人間には一見コワモテに思えるブレード・ベイトは
実はバスには華奢で弱そうで(水押し感が)生々しい、怖がる要もなく食えそうなものに思えるところが
「弱さという強さ」につながるのだ
— ってところだろう。
スピナベ、バズに苦手感・不信感を抱く人にも参照になる一論であれかしと思う。



※1
商品リンクは参考までに。
売ってある実店舗こそ少なかれ、600〜900円台が相場のスプーンであり
けっして特殊な素材を使った高級ハンドメイド品だったりはしない。
選択可能ならガンメタル・ブラックが美しく所有欲を満たし、また釣れる。



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