スピナーベイト私録6 — 初心者こそ要ガーグリング、熟練者もまたガーグリング

不思議なことにとも当然なことにとも言えるのだが
この「スピナーベイト私録」では、まだメソッド論にたいして入っていなかったのだった。
過去エントリでの製品論、カラリング論 — 言わば「愛機到達/選択法」論が
そのまんま私のメソッド論の2/3がたに直結するものになっているから、とは言えるが、
他の「私録」シリーズの進捗具合と併せ鑑み
今回は少し、メソッド論に絞って語ってみよう。



私が、「スピナーベイト私録」でも他の「私録」でも留意している1点に
初心者初級者が抱きがちな各種・多数の「不信の念」を解くような文を物すことがある。
スピナーベイトのスカートは薄色、明色、半透明じゃなきゃダメ、とか
メタリックなジャークベイトやバイブはいかにも「人工的」でバスが怖がって釣れなさそう、とか
巻きモノをゆっくり巻いても釣れないんだが本・雑誌には「速く巻くな」と書いてあるし、とか
とかとかとか...というのは
初心者初級者には「一般/特殊」「概論/個別論」「初級の心得/熟練者のハック」の
区別がつかない、つけようがないからこそ起きる思いこみと「不信」だ。
実は「初級の心得」だって、それを書く/語るヴェテランにはいくらでも対論・個別例外論がある。
たとえば、全般的な「ゆっくり巻け」論は
本当のホントの初心者、バス釣り生まれて初めて者が何も知らずに「巻く」時の
考えられないくらいに非常識な速巻きを抑え正すためにこそある「方便」だ。
ゆっくり巻くゆえ水から飛び出さない、ゆっくり巻くゆえ水底に根がかりしない —
それが判った段階の人なら中くらいで巻いても速く巻いても超高速で巻いてもいいのである。
バサーは、自分が熟練者になっていけばいくほど
更なる熟練者の語る(一見)極端な特殊論にヒントやインスピレーションを見出だすものだ。



急に何の話かといえば
タイトルにした「初心者こそ要ガーグリング、熟練者もまたガーグリング」へのリードなのだ。
過去エントリのフィールド/釣行記事では何度も書いているのだが、
私はスピナーベイトを使う時、8、9割がたはガーグリングで使うし
スピナーベイトでキャッチするバスのこれまた8、9割がたがガーグリングによるものだ。
私は「特殊なテクニック」としてガーグリングを使うのではなく
「最初の」「いつもの」「デフォルトの」「基本の」リトリーヴとしてガーグリングをやる。
「いま、ここで、ガーグリングでは出ないかな」と思った時にだけガーグリングから離れるのである。



「その区別」はどうでもいいので手っ取り早く済ますが
バジング(のブレード跳ね1発1発)がいわばジャークやトゥイッチだとしたら
ガーグリングはストレート・リトリーヴだ。
タダのストレート・リトリーヴを普通「テクニック」とは呼ばない。
それは「やろうと思えば誰でもやれる」ものだが
初心者ほどこのガーグリングをやらない/やらずに済ます/やらずに済ましている時間が多い。
「他の何か」をやる理由がない限りは、スピナーベイトは必ずガーグリングで巻いているべきなのだ。



誤解を招かない内に早めに言っておけば、私のガーグリングは徹底的に「遅巻き」である。
水面直下を、引き波を立てて、スピナベを巻くのに必ずしも速く巻く必要はない。
私はロッドを45〜80度ほどに立て、「ラインで吊り上げる」ようにしてガーグリングをやる。
使うスピナベを9割がたタンデム・ウィローにしているのも前のコロラドの揚力を必要として、だ。

すると何がどうなるのか、何がどう功を奏するのか?
引き波は、近くのみならず遠くのバスの注意をも惹きつけやすい
引き波は、「その物体」がどっちからどっちへと向かっているのかをバスに捉えさせやすい
引き波は、水中引きでの水流・波動に加えてのプラスαの波動・音・光の撹拌拡散効果を放つ
引き波は、「結果」として跡を残すのみならず「原因」としても働く —
引き波の1/fゆらぎ要素がその直前/直下を泳いでいるスピナベ/ブレードにもフィードバック干渉する —
結果、スピナベはより「揺らぎ」、より「ライフライクに」より「メカニカルでなしに」泳ぐ

物理/工学のエキスパートではない私は、ガーグリング時のスピナベが「本当にそう」なのか知らないが
そこにある「派手に見えて実は自然」「強そうで実は弱々しげ」な「魅力」は
私の、他ルアー他メソッドに共通するストロング・バット・フィネス思想に適っている。
初心者初級者によく見られる「スピナーベイトは苦手」「スピナーベイトで釣ったことがない」
「スピナーベイトは見るからに釣れそうなルアーに思えない」
「障害物回避性以外のスピナーベイトの『食わせる魅力』が想像できないし、オープンでは使わない」
などの症状にこそ、半信半疑のガーグリングでの1匹がもっとも早く治療効果をもたらすだろう。



水面直下、「泳ぐ」ギリギリ下限の低速、コンスタントな引き波、
リトリーヴによって強引に引っ張られないがゆえのスピナーベイト本体の揺らぎ・華奢感・無重量感。
やってみれば初心者の誰にでもできる(私流の)ガーグリングは、
中級者から熟練者があらゆるルアリング中に、意識あるなしにかかわらず求め試しているはずの
「バスをそそる何か」を多量に内包している。
「スピナーベイトのスーパー・テクニック」なんてものを探すまでもなく
「タダのガーグリング」を信じ常用するだけで
初心者がスピナーベイトで釣れるバスは目から鱗級に増すはずだ。



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